ライオンのおやつ
小川 糸
男手ひとつで育ててくれた父のもとを離れ、ひとりで暮らしていた雫は病と闘っていたが、ある日医師から余命を告げられる。雫は、残りの日々を瀬戸内の島のホスピスで 過ごすことに決めた。そこでは毎週日曜日、入居者がもう一度食べたい思い出のおやつをリクエストできる「おやつの時間」があった・・・・・。
すべての人にいつか訪れる ことをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。
2020年本屋大賞、第2位受賞作。