茨の木
さだ まさし
「もう来んでよか」それが、最後に聞いた父の言葉だった。 突然逝った父、喧嘩別れした兄、ロンドンで邂逅した「初恋の人」。父の形見のヴァイオリン作者を尋ねる旅が教えてくれたのは、 かけがえのない家族との絆と、人を愛するということだった。
『精霊流し』『解夏』『眉山』…累計150万部突破のベストセラー作品に続く、待望久しい感動の長編小説。