父の縁側,私の書斎
壇 ふみ
今でも昔の家の夢を見る。染み付いた思い出を愛しむかのように――
「生活を楽しむこと」を愛した父・檀一雄の魂を色濃く受け継いだ著者が描く、家にまつわるおかしくも胸を打つ珠玉のエッセイ集。