団地のふたり
藤野 千夜
50歳、独身、幼なじみ。
小さな恥も誇りも初恋もほとんど全て知っているから、のほほんと気楽でいい。
五十歳を迎え、生家である団地に戻った幼馴染の二人、なっちゃん(桜井奈津子)とノエチ(太田野枝)。売れないイラストレーターのなっちゃんは今やフリマアプリでの売り上げが生計のメインで、ノエチは非常勤講師の仕事のストレスを日々友に吐き出す。保育園からの付き合いの二人がゆるく、のんびり毎日を過ごす。 友情をユーモアと温かさたっぷりに描いた傑作。